住友グループ【企業看護師・産業保健師の求人募集について】

住友グループと言えば巨大なグループ企業ですが、住友グループで働いている看護師の方々もいらっしゃいます。この企業を参考にしながら、産業看護師の求人募集、仕事内容、現状などを見ていきましょう。

 

住友グループとは？

単に住友グループと言ってしまうと、漠然とした感じになってしまいますが、かつての「住友財閥」の流れを汲んでいる企業のグループとでも言えばいいでしょうか？世間ではよく、「東京の三井・三菱、大阪の住友」と言われているようですね。現在の住友グループを支える企業は三井住友銀行・住友金属工業・住友化学・住友商事・住友電気工業・日本電気（NEC）が中心と考えていいかもしれません。三井住友信託銀行や住友生命保険も住友グループの企業になります。

 

住友グループにおける企業看護師の取り組み

住友グループの事業は様々な分野に及んでいますが、住友重機械工業（横須賀製作所）を例に挙げてみましょう。会社では、安全衛生面という観点から、従業員各々に対して、心身の健康についての意識の高揚を図っているようです。従業員の高齢化が進み、健康診断の結果から生活習慣病、慢性疾患などの社員が増えているそうです。そのために、健康保険組合が主導となる「運動教室」「ウォーキング」「食生活診断の実施」や、メディカルチェック（メンタルヘルスケアも含む）、各々の社員の生活状況の調査・運動機能調査などを積極的に行っているようです。

 

住友重機械工業に勤務する看護師は、いろいろなことをしなければならないようです。各種健康診断を行って終わりというわけではありません。極論で言うと、従業員ひとり一人の健康状態を常に把握する必要があり、そうしなければ、社員の健康状態の維持は難しいと言えるのかもしれません。余談ですが、住友重機械工業のような大企業になると、現場の医務室だけでなく、会社が有している健康保険組合に勤務する看護師もいるようですね。

 

企業看護師の求人について

住友重機械工業の例でもわかるように、企業看護師・産業保健師の仕事はかなり多いようですね。病気や怪我の処置で終わりということはまずあり得ません。「社員が健康な状態で働けるために何をすべきなのか？」ここがポイントです。企業看護師の求人では、「社員の健康管理全般」と仕事内容に記載されていることがほとんどですが、しなければならないことはかなりあることを知っておきましょう。

 

看護師のみなさんは、応急的な処置（病気や怪我などに対して）は大丈夫ですよね？でも、これだけでは産業職としての仕事は務まりません。健康面における社員への生活指導、改善案の企画や実施、健康相談業務などを行える能力も必要です。この辺の知識や技術をどのようにして習得しておくのか、ここは大変重要な部分だと思います。