キーエンスの概要と企業看護師・産業保健師の求人チェックポイント
様々な企業で看護師は活躍していますが、その分野は多岐にわたります。企業自体が様々な分野に及んでいますので、当然と言えば当然ですね。ここでは、情報機器関連商品を手掛けるキーエンスを例に挙げて、企業看護師・産業保健師の現状・求人募集などを見ていきたいと思います。
情報機器関連商品(センサー類など)を主力にして、各種製品を販売・製造している大手企業です。国内の支店・営業所、および海外の拠点を含めると、その数は200を超えると言われています。本物の大手企業ですね。ちなみに、株式会社キーエンスはキーエンスグループを形成していて、各地域(国内)の営業所と共に25の子会社も有しています。情報機器類は現代社会において必需品なので、企業自体も年々規模を拡大しているようですね。
精密機器の開発・製造にかかわる社員の健康管理
唐突ですが、「手仕事」と言えば、細かな作業というイメージを持つのではないでしょうか?何を言いたいのかと言うと、精密機器の部品・本体の製造や開発はかなり細かな作業であり、社員には肉体面でも精神面でもかなりの疲労が予想されるのです。手仕事と言ってしまえば、キーエンスの社員の方々に失礼になるかもしれませんが、細かい作業を続けることによる目の疲労はかなりのものなのですよ。目だけでなく、体のいたる所に影響が出てきます。
このような社員の健康管理をする企業看護師・産業保健師は、会社にとって必要欠くべからず存在なのです。社員の健康は、企業の生産拡大に大いに貢献します。逆に、不健康な状態で社員が仕事をしても生産性は向上しません。特に精密機器を扱うようなキーエンスでは、緻密な作業が要求されますので、当然ですよね!?定期健康診断を始めとする様々な健康管理で、社員、ひいては企業に貢献していくのが企業看護師の姿なのです。単に「社員が健康であればOK!」というわけではありません。産業看護職を目指す方々は、この部分をよく理解していただきたいと思います。ただの看護師ではなく「企業」看護師・保健師なのです!
企業で看護師として働くということのイメージが掴めたでしょうか?そうしたら次は転職活動のスタートです。まず、求人に応募する前に、病院などに勤務する看護師と企業に勤務する看護師は違うということを認識することが大切です。求人を見ても、「健康管理全般」「社内での保健活動」といった言葉が目につきます。企業での産業保健活動はどんなことなのか?企業の社員に増えている健康問題はどういうものなのか?といった的確な情報を得て、関連する学習は最低限しておく必要があるでしょう。役立つような資格があるのならば、ぜひ取得することをオススメします。