ライオン株式会社の概要と企業看護師・産業保健師の求人チェックポイント
歯ブラシや歯磨き粉で有名なライオン。わたしたちの日常生活にも非常に身近な存在となっている企業です。実際には非常に幅広い業務を行っており、ほかにも石鹸やトイレタリー製品、医薬品、化学品なども取り扱っています。なお、よく間違えられますが菓子メーカーのライオンとは関係がありません。
本社は東京都墨田区本所。設立は1918年。100周年を控えている老舗企業です。創業当時から歯磨き関連の製品を取り扱っており、ライオンの看板製品となっています。現在でもこの分野では他の追随を許しておらず、国内随一のシェアを誇っています。
ライオンでは数多くのグループ企業を擁しており、全国各地に拠点を構える形で経営が行われています。代表的なところではライオンケミカル、ライオンビジネスサービス、ライオンエンジニアリング、ライオン歯科衛生研究所など。なお、こうしたグルーブを擁したうえで、ライオンそのものがみずほグループの一員ともなっています。
従業員数は2456人、売上げ高は単体で2557億円、連結では3311億円。従業員の平均年収は43.2歳。
ライオンで働く企業看護師・産業保健師の特徴
そんなライオンで働く企業看護師・産業保健師の場合、他の民間企業とはやや異なる特徴が見られます。医薬品の開発・販売も行っているので、そちら方面の雇用も考えられるからです。グループ企業内の治験業務なども考えられるでしょう。
看護師・保健師の資格を活かしつつ、新製品の開発などを担当するケースもあるかもしれません。企業看護師・産業保健師としての仕事に専念する場合にはやはり従業員の精神面のケアが第一となるでしょう。続々と新製品を世に送り出すことが義務付けられている業種ですから、プレッシャーを感じながら働いている従業員も多いはずです。また、工場で働く従業員の健康管理も看護師・保健師の重要な役割となりそうです。
ライオンの30歳時の平均年収は444万円。これは看護師・保健師の待遇の目安にもなるでしょう。業務内容は勤務先にも注意を向けた上でやりがいのある職場なのか、自分に務まるのかを判断するとよいのではないでしょうか。
