企業看護師の募集要項における年齢制限の傾向

企業看護師の募集要項における年齢制限の傾向

企業看護師の求人募集を閲覧したことがあるという人もいるでしょうが、看護師の求人というのは、企業看護師に限らず年齢制限のことを明確に記入していない場合もあります。なぜなら看護師の場合には全体的に人材が不足している傾向にあるので、きちんと看護師の仕事ができて、資格を持っていれば採用したいと考えているからです。しかし、基本的には定年退職となる年齢を過ぎていない人でないと難しいでしょう。

 

企業看護師の場合にも、大体60歳未満であれば採用してもらえる確率はあるのですが、60歳以上ではやはり厳しくなっています。中には60歳未満としっかり明記している企業もありますし、もっと年齢制限が低くなっている場合もあるので、きちんと確認しておかなければいけません。もちろん企業看護師とは言っても、医務室勤務や医療機器メーカー勤務、治験会社への勤務などいろいろとあるのですが、最も年齢制限が厳しくなっているのは医療機器メーカーでしょう。

 

医療機器メーカーは基本的に製造業なので、ある程度体力がなければいけませんし、看護師が直接製造に携わるわけではありませんが、研究開発補助の分野であっても、営業の分野であってもやはり体力は必要になります。特にフィールドナースは外回りになっているので、企業側も若い人を欲しがる傾向にあるのです。

 

医務室勤務や治験関連はあまり年齢制限をしているというパターンは少ないのですが、やはりある程度経験があって、精力的に働けるということで、30代から40代の看護師を積極的に採用するケースは当然あります。あまり若いと経験が不十分ですし、あまり年齢が高いと、体力的な問題や給料を高く支払うことが多くなる点で、やはり中間世代の看護師が重宝されています。

 

しかし、あまり年齢を制限してしまうと、いくら倍率が高くて就職希望者が多い企業看護師とは言っても、人材不足に陥ってしまう可能性があるので、現在では年齢のことを求人票に書かない企業が多くなっているため、若い人も高齢の人も諦めないで挑戦してみましょう。