企業看護師として働くメリット・デメリット

看護師(保健師)が企業で働くメリットとデメリット

企業看護師が人気な理由は4つのメリットにあり!?

新しいフィールドで看護師や保健師の資格を活かせる

看護師や保健師の資格を持っていても、医療の現場で働いていない潜在看護師さんは沢山います。そういった方の中には、病院以外で働きたいと考えて、資格を活かさずに仕事をしている人もいますが、企業看護師は、病院以外で資格を活かせる代表的なお仕事です。

 

現在では、一般企業の医務室や健康管理室で働く以外にも、CRC、CRAといった治験業界やクリニカルスペシャリストといった注目の企業の仕事も多くなってきているので、職種の幅は広がっています。

夜勤なしで土日休みだから働きやすい

病院勤務は夜勤が必須な所が多く、不規則な生活リズムで体調を崩し、病院を辞めたくなる理由の1つです。企業の場合は夜勤勤務はありません。会社で働く社員さんと同じ時間に出勤して同じ時間に帰ります。

 

また、土日休みの企業が多いので、働きやすい仕事と言えます。これは、保健師さんよりも看護師として病院で働いていた方にとっては大きな魅力なのではないでしょうか。

OLとしての魅力

■外出できる、外でランチが食べられる
■ネイルやスーツなど、おしゃれができる
■手帳や名刺入れ、入館証など社会人らしいものが貰える

 

このように病院や医療機関ではNGなことも、企業ではOLのように働けるため、特に若い看護師さんが魅力を感じる大きな理由となっています。

社会のマナー・責任感・やりがい

企業に勤務すると、病院よりも社会の一員という実感が沸きやすくなります。意外と知らなかった社会のマナー・常識が身についていきます。例えば、メールを一通送るにしても「御社、貴社」などどういった使いまわしをしたら良いかなんて病院では学べませんよね。

 

また、責任感・やりがいも強く感じるようになります。多くの看護師の中で働く病院と違って、企業勤務場合、少数での仕事になるため、適度な責任感のもと、自分が会社に役立っている実感も沸くでしょう。

 

さらに、企業に勤務している看護師(保健師)は、1人であることが多く、学校の保健室の先生のように周りから愛される存在になれます。勿論、社員との信頼関係を築かなくてはなりませんが、会社で働く人からすれば、医務室で親身に接してくれるナースがいれば、癒しの場と感じるのは当然ですよね。

 

企業勤務のデメリットは?

共に働く仲間が少ない

企業で働く看護師さんの中には、仲間が少なくて寂しいと感じる方もいるようです。特にこれまで病院勤務だった方は、多くの看護スタッフ、医師などと共に働いたでしょうが、企業の場合は産業医、そして看護師、保健師など少数で成り立つことが多いです。

 

逆に言えば、静かな環境で働きたいという方は向いているとも言えます。ただし、社員とのコミュニケーションの場も多くなるので、そういった意味では寂しさは感じないかもしれません。

病院を辞めてまで働けるか

企業看護師(産業保健師)は、看護大学卒の方であれば勉強・実習などがあったかもしれませんが、内情は働いている人にしか分からない点も多くあります。そのため、ある程度安定した収入が見込める病院を辞めてまで、企業に就職ということを簡単に考えられないかもしれません。

 

しかし、この業界は上に挙げたようなメリットが沢山あり、企業で働きたいという需要もどんどん高まっています。自分が頑張った分だけスキルは伸びるし、評価をされることをより実感できるのが企業の良い所でもあります。