日本電気(NEC)の概要と企業看護師・産業保健師の求人チェックポイント
日本では、企業で働く看護師が年々増加傾向にありますが、病院などの求人に比べると企業の求人はかなり数が少ないです。企業看護師を目指している方も多く、競争率も軒並み高い傾向にあります。ここでは、大手電機メーカーである日本電気(NEC)を例に挙げて、企業で働く看護師の状況や求められる能力について見ていきましょう。
日本電気(NEC)とは?
日本電気(NEC)は、住友グループの大手電機メーカーであり、本社を東京に構えています。日本電気よりNECと呼ばれることの方が多いですよね。従業員数は16万人ほどにも及び、住友グループの中でも最大の従業員数を誇っている企業です。また、日本の数ある企業の中でも、従業員数はベスト10に入っているほどです。主力製品は、コンピューターを始めとするネットワーク・通信機器の生産や販売、ITサービスにあります。
日本電気(NEC)で働く企業看護師
特定健診が企業に義務付けられていることはご存知だと思います。看護師にとって、特定健診自体はさほど負担になる仕事ではありません。しかし、その後の特定保健指導が意外に大変な業務なのです。特定健診に引っかかった社員への指導・教育ですね。NECのような大手企業は、「指導・教育」に長けている看護師やそういった業務に積極的に取り組む姿勢を持った看護師を求めています。指導の中には健康相談業務もあります。病気・健康に関する知識はもちろんですが、改善案を企画し実施する能力、指導して良い方向に導く教育者的な側面も必要になるのです。これだけでも、病院などの医療機関勤務の看護師とはかなり違うことがわかるでしょう。
NECのような大手企業で働く企業看護師になるには?
看護業経験が豊富だからという理由だけで企業が採用を決めるかといったらそうではありません。今後の企業看護師の求人募集では、NECでも力を入れている「特定保健指導」という条件を挙げる企業が増えてくる可能性があるかもしれません。しかし、産業看護の分野は日進月歩と言われているので、その時に学ぶ気持ちを持っていれば十分業務に対応していくことができます。求人探しや転職活動と並行して、内臓脂肪型肥満によって高血糖・高血圧になるメタボリック・シンドロームや喫煙に関する知識を増やしておくこともおすすめします。学べること(独学、セミナー、資格)・経験は自ら作っていく、そんな姿勢が大切になると思います。