看護師がクリニカルスペシャリストに転職するメリット＆デメリット

クリニカルスペシャリストというのはフィールドナースよりもさらに活動範囲が広くなっている医療機器の営業を行う仕事なのですが、どのような職業にもメリットとデメリットがあるように、クリニカルスペシャリストにもいろいろなメリットとデメリットがあります。

 

●メリット
営業の仕事と聞くと、夜遅くまでいろいろな場所を訪問し、休日出勤も行って体力的にも精神的にも辛い仕事というイメージがあるでしょうが、クリニカルスペシャリストはそのようなことはなく、夜勤もありませんし休日出勤もほとんどありません。よって一般職の営業よりは遥かに精神的にも体力的にも楽というのがメリットでしょう。

 

ただし残業は当然ありますし、休日出勤が絶対にないというわけではないので、厳しい仕事であることに変わりはありません。また、病院と違ってしっかりと週休2日休むことも可能になっていますし、比較的有給休暇も取りやすくなっています。もちろん夏休みやゴールデンウィーク、年末年始もしっかりと休めるというメリットもあります。

 

●デメリット
やはり医療機器の営業とは言っても営業職であることには変わりありません。クリニカルスペシャリストというのは医療関連の仕事ではなく、実際には営業なので、当然営業成績にもノルマというものが存在しています。よって営業成績が悪ければ給料が下がる場合も多いですし、人によって向き不向きが存在する仕事でもあるのです。

 

しかもクリニカルスペシャリストを募集している企業の多くは大手企業の外資系となっているので、語学力が必要になる場合も多いですし、医療機器に関する知識も必要になってくるので、看護師経験があまり役に立たない場合もあります。このようなデメリットが存在していることも知っておかないと、実際にクリニカルスペシャリストとして働くのは難しいので、メリットとデメリットの双方を十分理解してから転職をするようにしましょう。