看護師からCRAへの転職・求人探しの予備知識

看護師から臨床開発モニター(CRA)への転職予備知識

臨床開発モニター(CRA)とはどんな仕事?

臨床開発モニターとは、臨床開発モニター(CRA)は、治験コーディネーター(CRC)と同じく、新薬開発に携わるお仕事です。

 

薬の開発業務受託機関(CRO)で、製薬メーカー側の立場から、臨床開発試験(治験)が法律に基づいて実施されているかどうかをモニタリングを担当するお仕事です。その他、治験契約・CRFチェック及び回収といった業務をこなします。

 

また、治験を実施している機関や病院を回ることになり、遠くまで出張することもあり、看護師とは大きく異なるお仕事を楽しむ方が多いのも特徴です。

看護師からCRAになるには?

臨床開発モニターは、新薬の開発が正しく行われているか細かくチェックをしなければなりませんから、集中力が重要です。また、治験コーディネーターとは違って外勤でのお仕事が多いため、遠方への出張が苦でない方に向いています。

 

CRAとしての特別な資格はいりませんが、薬剤師、臨床検査技師、MRなどの医療系の資格を持った方が優遇されて採用されます。勿論、看護師も例外ではなく、看護師資格があるだけでCRCになるアドバンテージになると言えます。ただし、面接では仕事に対する理解度を図られるため、あまり治験業界の知識がない状態だと、採用を勝ち取るのは難しいかもしれません。

 

治験業界の知識や経験を踏むために「看護師⇒CRC⇒CRA」といった順番を踏む方もいますが、どうしても臨床開発モニターとして働きたいと感じている看護師資格者であれば、看護師専門の転職サイトのコンサルタントに相談してみることをお勧めします。

治験コーディネーターの給料はどれくらい?

臨床開発モニターの仕事は、臨床開発におけるアウトソーシング化が進んでいることもあり、平均年収が上がってきている傾向にあります。

 

臨床開発モニターの年収平均は、全ての年代を計算すると約500万円と言われています。

 

未経験者が大学を卒業して臨床開発モニターの企業に就職した場合の初任給は、大学卒が月給22万程度、大学院了が月給24万程度と言われています。ここから経験を積んでいくと、25歳以上〜29歳以下の平均年収が、400万円から460万円、 30歳から〜34歳以下の平均年収が550万円と言われています。さらに経験を積んでいけば、600万円を超える平均年収になります。更に役職に付いた場合は800万円から1000万円を超える年収になります。

 

臨床開発モニターの給料は、新卒の段階では、他の業種と変わらない年収なのですが、40代で平均年収が600万円を超えてくるのには訳があります。
臨床開発モニターの仕事はとても激務で残業することも多く、残業代などを含めるとあっという間に給料が高くなってきます。
キャリアアップをしたい人やお給料をたくさん貰いたい人にはやりがいを感じることができる仕事ですが、プライベートを充実させたいと思っている人には自由な時間が思うように作れない可能性もあるので、自分が目指すライフスタイルを考慮して会社を選ぶようにしましょう。

 

しかし忙しいと言っても臨床開発モニターの仕事は他の業種に比べると安定して給料を貰うことが出来るので、臨床開発モニターの仕事をしている人は、年収や経済的余裕があり、給与面からプライベートまで満足している人が多いようです。

 

今後も医療分野の成長が見込まれるので、臨床開発モニターの需要も更に増して安定的な給料を望むことができる業種なので、安定志向を求める人の就職が増えることも予想されますが、バランスが崩れる心配もなく今後も高い水準で給料が推移していくと言えます。