産業看護講座基礎コースとは?

産業看護講座基礎コースとは?

日本産業衛生学会産業看護部会で実施されているのは、短絡Nコースだけではなく、産業看護講座基礎コースの実施も行っています。産業看護講座基礎コースというのは、前期と後期のプログラムに分けられた内容の講座を受講することで単位を取得できるのです。

 

講座の内容は多数あり、産業看護師はなぜ企業で配置されるようになったのかという歴史、企業看護師として勤務する時には、どのような問題が発生するのかという展望など、数多くのプログラムを受講していくのですが、前期で3日間、後期で3日間の勉強を行い、1つのプログラムで大体1時間半となっています。

 

なぜこのような産業看護講座基礎コースを設けているのかというと、産業看護師というのがとても難しくて大変な仕事だからなのですが、民間企業でも大手の会社で勤務することが多くなっているので、数百人の社員を対象に、健康診断の補助やメンタルケア、健康相談や健康指導などを行っていく必要があります。よって大人数の健康管理を少人数で行うようになるので、やはりかなりの知識がないと難しいのです。

 

しかも応急処置などの医療行為も若干行う必要が出てきますし、病院へ行くべきなのか、このまま医務室で安静にしているべきなのかという判断も看護師の仕事です。しかも会社によっては医務室に1人で勤務するような場合もあるので、産業看護講座基礎コースで産業看護師の難しさや大変さを知っておかないと、後になって苦労するようになります。

 

また、産業看護講座基礎コースを修了していれば、面接の時にどのような努力をしてきたのかを聞かれた時に、産業看護講座基礎コースを受けて終了していますと答えることができるので、できる限りこのような講座を受けておく必要がありますし、日本産業衛生学会産業看護部会の学会員であるというだけでも勉強をしているということで好印象を与えられるでしょう。

 

特に産業看護師は常に倍率が高くなるような求人なので、少しでも採用確率を上げる努力をしているかどうかでかなり結果が変わってくるのです。