「禁煙支援認定」の資格を取得するには

企業看護師の仕事に役立つ資格「禁煙支援認定」の資格とは

看護師が企業で働く産業看護に注目が集まっていますが、その需要が高まり、役割が幅広くなっていくにつれ看護師を越えたスキルや知識を求められるケースが増えています。ですから看護師の資格だけでなく、企業で働くうえでに役立つ関連資格を取得することがスキルアップ、キャリアアップに重要な意味を持ってくるのです。そんな資格のひとつに禁煙支援認定があります。

 

近年、喫煙がもたらす健康被害が指摘される機会が増えています。美容・健康両面に対する影響はもちろん、受動喫煙による周囲の人たちへの影響も指摘されています。禁煙をはじめたいという人も増えているのですが、その一方でなかなかやめられずに挫折してしまうケースも多いようです。禁煙支援認定はそんな難しい禁煙をサポートするための資格です。日本禁煙科学会が認定している資格です。

 

この禁煙支援認定には「初級禁煙支援士」「禁煙支援士」「上級禁煙支援士」の三種類があり、現在は「上級禁煙支援士」は準備段階となっています。看護師がこの資格を取得することとで「禁煙支援看護師」と名乗ることが可能となります。なお、資格の有効期間は5年間、継続するためには更新申請が必要となります。

 

企業においてもヘルスケアによる予防医学に注目が集まっている現在、禁煙はその大きな柱となるでしょう。禁煙外来を利用する患者も増えている現在、企業の産業看護の一環として禁煙による健康対策を推進する意味でも看護師の禁煙支援認定資格は大きな意味を持ってくるはずです。