産業保健師会

産業保健師会とはどんな組織?

産業保健師会というのは、産業保健師の職能団体になります。設立は2008年とまだ歴史は浅いですが、技術の向上や法整備などを目的とした活動を行っている団体です。保健師のためにはほかにもいくつかの団体があり、その連携をはかるのが日本保健師連絡協議会です。産業保健師会では、この連絡協議会の活動趣旨に沿うかたちで基盤強化のための発言や活動を行なっていくことになっているのです。また、独自の研究会なども開催しています。

 

産業保健師会の研究会や集会は、技術の向上や研鑽をはかること以外にも、情報交換の場としても重要な役割を果たすことになります。実践的な活動をとおして得た経験や知識を、事業所内の縦の関係だけでなく、ひろく共有することを目的としているというわけです。労働者や事業者の健康を支えるためには、自分たちの活動基盤の強化ということも大切になってきます。そのうえで、技術や知識を充実させていくことを目的とした団体になっているのです。

 

高齢化社会のなかで、さらに活動範囲も広がることが予想されますし、そのためには法や制度の整備というのも急務になります。社会的な活動基盤を確保して、より専門性の高い職域として活躍していくことが求められているというわけです。会員には、正会員と賛助会員の2種類があります。正会員の場合は、年会費が3000円となっており、ホームページからも入会申し込みができるようになっています。ホームページには会員専用のページも用意されています。