企業内診療所の看護師求人探し予備知識

【特徴１】従業員を対象とした産業看護

働く側の看護師にとってはまずその企業の従業員をおもな対象とする点に大きな特徴があります。ある意味狭く、限られた範囲を対象に業務を行うことになるわけです。その分患者一人一人の健康状態を詳しく把握し、適切な対処を行うことが求められます。

単に異常を訴えてきた患者と接するだけでなく、健康状態に問題が生じる可能性を抱えている従業員に対して適切な保健指導を行う点も重要なポイントです。

【特徴２】勤務先によって産業医が不在の場合も

企業内診療所のもうひとつ大きな特徴となるのが医師がいること。医務室や健康管理室などを設置している企業も増えていますが、こうした施設の大半は医師がおらず、看護師が求められる業務を全面的に担うことになりますが、企業内診療所では看護師は基本的に産業医の指示のもとで業務を行っていくことになります。

こうした企業内診療所で働く場合、これまでの病棟勤務のキャリアを活かせるのも特徴として挙げられるでしょう。企業に勤務する場合、これまでとはまったく異なる環境や役割で働くことになることが多いのですが、企業内診療所ならギャップをほとんど感じることなくすぐに職場になじむこともできるでしょう。