治験コーディネーター(CRC)として働くAさんの一日

治験コーディネーターの一日

治験コーディネーター(CRC)の一日は細かいスケジュールを組んで1つずつこなしていきます。大きく分けて午前と午後に仕事を分けることができます。

 

■出社〜午前
午前は、出社したらその日の業務を確認して、メールチェックや郵便物のチェックをします。メール確認などが終わったら、他のCRCと情報を共有したり、その日に伺う病院までの交通機関などもチェックして遅れないように対応をします。

 

■昼食〜午後
お昼を食べ終わり、午後から担当の医療機関へ伺い治験をするための準備から作業が始まります。その日の治験者の名前や、検査内容を確認したり検査機関とやりとりをしたります。

 

一通り準備が出来たら医師やスタッフによって治験が行われます。ここでの治験コーディネーターの仕事は、治験薬の状況や副作用の確認などを医師やスタッフと打ち合わせをして、検査の実施を依頼します。検査が終わったら被験者の検体のデータを検査機関に提出したり、モニターの報告書を作成します。また、次回の治験の段取りを医師やスタッフに的確に報告をするのも大切な仕事になります。そして、ここまでが医療機関での仕事内容になります。

 

■帰社後
最後に帰社してから、メールチェック、報告書を作成、明日のスケジュールの確認、作業日報を作成し提出をして退社となります。各企業によっても一連の流れは異なってきますが、午後から医療機関に伺って治験をする場合が多いです。また、治験の進捗状況によっては、残業も多くなり帰りが遅くなってしまう場合もあります。

このように治験コーディネーターの一日は分刻みでスケジュールをこなしていかなければいけません。医療機関に伺う際に遅刻などをしてしまうと相手に迷惑がかかってしまうので、余裕を持って業務をこなしていくことも重要になってきます。

 

慣れないうちは時間を把握することが難しいと感じてしまうかもしれませんが、慣れてくることによって自分のペースを掴むことができて時間を有効に使うことが出来るようになります。